マックの店舗改装

2006年11月9日 木曜日

早嶋です。

ここ数年、マクドナルドの店舗イメージが変化しているのにお気づきですか?

旧来型の店舗イメージは、赤い背景色に黄色の文字の看板が持つイメージを、そのまま店内に取り入れたデザインでした。内装の壁は白地を用い、小物や柱は原色を使い、材質にビニールやプラスチックを用いて、どちらかと言えばチープなイメージでした。

この内装は、わざと落ち着かない雰囲気に仕上げ、のんびり出来ない環境にして、顧客の回転率を上げる目的があったと思います。

それが、低価格戦略につまづいた頃より、ブランド再建とともに、これまでの店舗イメージを転換する作戦に出ているのです。マクドナルドのホームページを見ても分かりますが、今後の成長戦略のうち、次の3つを大きな柱として掲げています。
 
 1)既存事業の成長戦略
 2)フランチャイズ事業の再構築
 3)新規事業への展開

このなかで、1)既存事業の成長戦略の一環として、戦略的な店舗開発を行う事が明記されています。「今年度も積極的な店舗開発の活動を続け、新規出店100店、閉店75店、改装400店で実施予定です。」

リニューアル店舗の特徴は次のようになります。
 ○看板はそのまま
 ○店舗内外装のイメージを原色中心から中間色中心に
 ○落ち着かない内装は、清潔感を高めた内装に
 ○プラスチックやビニールを廃し、木材と打ちっぱなしの壁で暖かいイメージ

といった感じです。全体としてはファーストフードと言うより、ダイニングを感じさせる暖かい感じで、洒落た雰囲気にまとめています。

100円マックは残すものの、全体的な客単価を上げているマクドナルド。Proce:価格を向上するために、Place:流通や商品を提供するチャネルを変化させている様子が伺えます。

マクドナルドに行く際は、ぜひ、昔との変化を比べて見てください。

—ブログマーケティング第三弾、ただいま実験中!—

実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』『ブログマーケティング第3弾』をご覧ください。

中小企業」「マーケティング」「コンサルティング」「経営コーチング」「経営診断」「MBA



コメントをどうぞ

CAPTCHA