旧約聖書の箴言（しんげん）に古代イスラエルの王ソロモンの格言があります。その冒頭に、「智慧と規律を身につけるため、見識の高い言葉を理解する力をつけるため、規律ある堅実な人生を手に入れるため、正しいことを公正かつ公平に行うため」と本の目的が冒頭に書かれてあります。
この言葉は身にしみます。ビジネスは知恵を使い長期的な利益を獲得するための戦略を立てて行動します。顧客満足や従業員満億、社会貢献やミッションの追求。全てを実現するためには安定的に長期的に利益を上げ続けることが大切です。
このために、社会の変化が次のビジネスにどのような変化をもたらすのか？その変化によってどのようなビジネスのトレンドになるのか？市場やビジネスを行っている環境を理解する力が必要です。経営の源泉である資金や人材は規律を持って運用する、活用することが大切です。そのためには、ソロモンの言葉のように規律が必要です。
顧客、社員、取引先、パートナー。全てのステークホルダーに対して正しいことを公正かつ公平に行う。長期的な組織の反映に欠かせない姿勢ということです。公正と公平。これは人によって捉え方が大きく異なります。その捉え方の根源になるのは企業のミッションやビジョンでしょう。この会社が何故存在するのか。この会社は将来どうなりたいのか？経営者は常にこのことを社員に語りかけることが必要になるのでしょう。
