早嶋です。
無駄、無理、ムラ、頭のMをとって3M。
問題解決のワークショップを繰り返すと、多くの方々の仕事の進め方に観察されるキーワードです。何となく仕事をしていて、きっとこうせれば解決できるのにな?と思いながらもアクションを起こさないので結果的に、何も変わらず5年、10年が経過していることに気づきます。
過去の日本ではまだ良かったかも知れません。しかし、あと5年もすると上記のままだと、まずい(ヤバい)かも知れません。競争相手は、同業に加えて、異業種、海外と激しさを増すからです。しかも、市場は成熟して大手はコストリーダーシップ戦略を取り規模の経済で勝負をかけてきます。中途半端なポジショニングをとっている企業は無条件で潰されます。差別化を取れる企業も機能的な訴求は難しくなっています。
そんな時に3Mをやめるのです。
ムダ。100%を目指すことを一度、妄想と考えてもいいかも知れません。えっ?って思うかも知れませんが、顧客が求めているものは、そんな所になく、他のサービスであったりします。何でもかんでも我武者羅に100%を目指すのはかえって効率が落ちるのです。要は、顧客がどこまで望んでいるのか?もしっかり把握して仕事をすることが大切です。
ムリ。頑張って自分でやって見る。いいことなのですが、最後まで頑張っているうちに、時間切れということになるのは本末転倒です。自分の実力をしっかり見切りながら適宜パスを投げましょう。また、なんでもかんでも行うのもやめた方が良いでしょう。あれやこれやと行うことは、結局全部出来ません。しっかりとすべきこと、すべきでないこと、取捨選択を行って実行することが大切です。
ムラ。忙しい時期と暇な時期。例えば、こんなのを平準化していきましょう。季節変動や時間変動での忙しさのコントロールを考えましょう。頭では分かっている、だけどしょうが無いといって5年、10年。勘弁して下さいと皆さん思っていると思います。固定費を変動費に変えて、変動費で対応していく仕組みを考えるのも大切です。
仕事の周りに3Mがあったら要注意。排除する方法を考えましょう。
感謝!