六法全書や会計や税務などの決まりを書いた本、いわゆるバイブル。このような法律や法規は毎年なにかしらの変更があるため、毎年改版されていました。どのくらいの割合が改変されるのかと言えば、おそらく全体の1%程度でしょう。
しかし、ルールに基づいて仕事をする士業にとっては、その1%の変更でも買わざるを得ません。毎年改定される法律関係の出版物は、リピート購入が極めて高いと推察できます。
もし、この業界に電子書籍が新入するとどうなるでしょう?一度購入した書籍は、通常の書籍の50%とか30%で新しい部分だけ差し替えられますよ!あるいは、バージョンアップが可能ですよ!というビジネスモデルにするのです。これまで紙で行っていたので差し替え!という概念は無かったでしょうが、電子書籍であれば可能です。
もちろん、昔から紙が大好きな業界ですので、新しいテクノロジーが受け入れられるのか?という心理的な参入障壁の高さがありますが、いずれは紙で出版して言る業界が淘汰される可能性もありますね。
早嶋聡史
その法令などの出版物は、加除式出版物というそうです。そうした専門の出版社は、社員が、法や条例の改定のたびに、法律事務所などの客先を回り、バインダーに新しい紙を綴じこんでいたとか。使った分の補充に各戸を回る富山の薬売りみたいですね。
これが、電子書籍になると、脅威ですよね。加除式出版物のほかでは、例えば、多店舗展開するファストフード店の新メニューの調理マニュアルとか、一般書より、ビジネス文書に可能性がある気がします。
コメント、ありがとうございます。
なるほど、加除式出版物というジャンルがあるのですね。
たーストフードなどのメニューなどは、そのうちデジタルサイネージなどを導入吸うのでしょうか?いづれにしても電子化が進んでも、紙が無くなるには時間がかかりますね。というか人間の習慣が追いつかないのでしばらくは共存していき、無駄が生じるような気もします。
あ、ちなみに僕自身は紙の本が大好きです。
早嶋も紙媒体が好きです。
ただ、電子媒体にも慣れないと最近は仕事にならないですね。
そのうち紙媒体の本は読んでいてリッチナ気持ちになるかも知れません。