早嶋です。
A:『最近、迷惑メールが多くてね。』
B:『スパムでしょ?』
A:『何だそれは?ハムじゃないよ、迷惑メールだよ。』
スパムメールと聞いて、沖縄でよく食べられているハムを想像する方は、結構、鋭い方です。なぜならば、スパムメールの語源はスパム(SPAM:米国Hormel Foods Corporationが販売するハムに似たランチョンミートの缶詰)そのものだからです。
スパムは、1937年に米国で誕生して以来欧米では一般的な食品として普及しはじめました。また、スパムは比較的安価で消費期限が長い事から、第二次世界大戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争時代を通して連合国軍や米国内で標準的な食料として採用されたそうです。
スパムは決してまずくはないのですが、非常に塩味が濃く、日常的に繰り返し食べるのはしんどいと思います。しかし、戦時中の軍では、そんなことは言ってられません。兵士たちは来る日も来るもスパムを食べたそうです。そのとき兵士は、「昨日もスパム、今日もスパム、明日もスパム、ずっとスパムだよ・・・。」と。
こうして同じ味の繰り返し、という意味合いが広がり、いつしか繰り返し途絶えることの無い迷惑メールをスパム(spam)と呼ぶようになったようです。
このスパムメール、最近以下のニュースがありました。スパムメールの配信内容に特定企業の株価を吊り上げる偽情報を配信して不正に利益を獲得した夫婦が、米国証券取引委員会(SEC)に詐欺の疑いで告発された。実に不正に手にした利益は100万ドルとか。
最近のスパムメールの15%が、このように株価を意図的に上げる内容だそうです。このような違法な手で株価を上げる手法は、「pump-and-dump campaign」と呼ばれています。
ところで、SPAMの商標を持っている米国Hormel Foods Corporationは、迷惑メールに関しては、spamと、小文字で表記するように提案しています。
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