中国政府の対応

2010年9月28日 火曜日

尖閣諸島の問題を機にレアアースやレアメタルの実質的な禁止措置がうたわれると日本を含めた各国はレアアースやレアメタルの使用を前提とした工業生産を国として取り組むと思います。同等の効果をもつレアメタルやレアアースではない素材開発や触媒検討が加速されるでしょう。そして間違いない、この分野における投資が大きく鳴ることが予測できます。

今回の中国政府の対応は、将来切り札として取っておくべき内容でしたが、これで中国の交渉の切り札は無くなりました。

また、フジタの社員の拘束の件も、日本のみならず、世界各国に対して中国の潜在的な脅威を意識させることにつながったと思います。今回はたまたま日本だったけれども、あの国は要注意だな!と。

中国に対する疑いの芽は、容易に消すことはできないと思います。今回の一連の中国の対応、あまり良い交渉術とは言えないですね。

早嶋聡史



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