Webショッピング

2010年8月2日 月曜日

Web環境が整い、Webで買い物をすることも当たり前になりつつあります。初めてのショッピングのときは、カード番号を登録して送信ボタンを押すのが怖かった記憶があります。そのため、一度購入したサイトで実際の商品が届いたら、継続的にそのサイトを利用する傾向が強いです。

この感情をうまく利用しているサイトはやはりアマゾンでしょう。一度利用すると、再び、クレジットカード情報を入力することなく、ぽっちっとワンクリックする事で商品を購入する事ができます。きっと、多くの消費者は、様々なサイトで情報収集するでしょうが、実際に個人情報を登録しても良いと思っているサイトは数サイト程度でしょう。やはり、Web上での個人情報の登録に対しては保守的だと思います。

最近、Webでお買い物をするときに、思うことがあります。例えば、楽天や価格comなどのサイトは、欲しい商品を検索すると、関連する商品が沢山でてきます。実際、選択肢が多くてどれを選択して良いのか迷います。価格comは価格の違いがあるだけで商品は同じです。ただ、数万の商品に対して、価格差が数百円だったら、どこを選んだほうが良いのか?逆に戸惑います。

行動経済学では、このことをChoice of paradox と称し、人は6種類程度以上の選択肢があった場合、逆に選択する事に悩んだり、実際に自分が選択したモノに正当な理由付けが出来なくなるため、選択する事をあきらめる行動が言われています。Webは情報が溢れているので、この現象が頻繁に起きていると思います。

そんななか、専門家やその道のプロがお勧めするサイトが注目を集めています。あえて選択肢を提供せずに、商品を少数、或いは一品に限定して販売しているサイトです。こちらは選択の自由がないのですが、選択肢が多くて悩むこともありません。

Webの世界、一方がNGだったら、すぐにそれを補完する仕組みが出来ている。すごいスピードで対応している事は確かです。すごいです。

早嶋聡史



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