ブブゼラ

2010年6月22日 火曜日

ワールドカップで夜な夜なテレビにかじりついている方も多いと思います。

地元のサポーターがスタジアムで鳴らしている楽器、ブブゼラ。民族楽器がルーツとされ、騒々しい低音が特徴。このブブゼラ、大半が中国製だと言います。ワールドカップが開始されている現在でも品切れで注文が殺到して製造に追われている中国メーカー。

広東省スワトーにある玩具メーカー利之通は去年の6月からこれまでに100万個を超えるブブゼラを製造しています。価格は輸出価格で2元、27円前後。

ここの会社の社長さんは、6年前にたまたまサッカーの中継を見ていて南アフリカのサポーターが吹いている楽器に注目しました。これはいける!と。2010年のワールドカップに備えて商品化を決め、写真をもとに改良を重ねプラスチックでも特徴ある低音が鳴るように試行錯誤して商品化に成功したそうです。その社長さん、本物のブブゼラを見たことが無いとか。

ブブゼラの低音は、選手からするとチームの声が聞き取りにくくなる!と不満が出ているようですが、ブブゼラに目をつけた社長さんにとってはさぞ心地のよい音でしょうね。

早嶋聡史



コメントをどうぞ

CAPTCHA