タバコ+コミュニケーション=タバコミュニケーション

2009年8月17日 月曜日

タバコ部屋。

タバコミュニケーションいまや大企業だけではなく、中小企業にまで嫌われる存在になりつつある閉鎖空間ですが、コミュニケーションという観点から捨ててモノでは無いかもしれません。

長田は取引先のタバコ部屋で会う人々とお話をし、いつしかビジネスに結びついていた、という経験をしょっちゅうしています。タバコ部屋は企業の中にあって、企業の中では無い、特別な解放された閉鎖空間かもしれません。

ある大企業での話です。長時間が予想される会議の前に、スモーカーがタバコ部屋に集まりヤニの事前補給に勤しみます。ついでに会議のキーポイントのすり合わせを事前に行い、会議を円滑に進めるというのです。タバコ片手に会議室では出にくい本音の話があっさり出るのです。この場合はとても効果的なコミュニケーションですよね。

前職では、似たような経験をしました。仕事柄海外との情報交換が多く、海外のお客さんや海外担当の営業パーソンとの情報交換は必須でした。しかし、普段はなかなか本音トークのコミュニケーションができません。そんな時、海外部隊の連中がシガーバーにたむろしていると聞きます。そこでシガーバーに行くようになり、会社では交流できなかったキーパーソンやお客さんと情報交換ができるようになりました。

タバコ部屋の出会いは、そもそも相手の警戒心が最高に緩んでいます。狭い空間、黙っているよりは一言会話をした方が場が持つというもの。しかも、タバコを吸っているほんの数分、人によっては数十秒。そこには役割や役職は関係有りません。自然にコミュニケーションが取れ始めても不思議では有りませんね。

早嶋 聡史(はやしま さとし)

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