早嶋です。
カーナビ。カーリング。モンスター。ヘリコプター。さて、共通点は?
言葉の後ろにペアレントをつけた言葉を去年あたりから良く耳にします。カーナビ・ペアレント、カーリング・ペアレント、モンスター・ペアレント、そしてヘリコプター・ペアレントなどです。どのペアレントも共通しているのは過干渉ということです。
最近のニュースでは卒業を控えた学生の親に対して就職面談セミナーが開かれていると聞きました。企業の入社式に親が招待されるというのも珍しくないようです。また、大学の卒業式に親が出席するのも普通の光景になってきました。
カーナビ・ペアレント
カーナビが道筋をすべて決めて、違う道を通ろうとすると決めたルートに戻そうとするように、子供のことをすべて決めてしまおうとする親をこう呼びます。答えをすべて与え、考えることをさせない親なのでしょう。
カーリング・ペアレント
子供が決めた道を進むために、その前で障害になるものを取り除いてやり、子供が進みやすくしてやる親を指してこう呼びます。カーナビ・ペアレントよりは子供の意見を尊重していますが、過干渉では意味がないですね。
モンスター・ペアレント
学校に対して自己中心的かつ理不尽な要求を繰り返す親をさしてこう呼びます。この名称がそのままドラマのタイトルにもなりましたよね。
ヘリコプター・ペアレント
この用語は米国で使われています。子供の就職面接についてくるような過保護の親を指す用語で、モンスター・ペアレントのように苦情や訴訟そのものを意識しての用語ではないようです。
言葉ができるとということは、ある一定規模のセグメントが確実に存在するということです。興味深いですが、このようなペアレントには極力かかわりたくないですね。