コッツウォルズ

2009年4月2日 木曜日

早嶋です。

コッツウォルズ地方はイングランでも屈指の田舎町を体験できるところです。コッツウォルズ:羊小屋がある丘、穏やかな起伏の土地に羊や馬が放されていてのどかなカントリーサイドが続きます。コッツウォルズ地方は小さな村が点在しており、それぞれの場所によって違った風景を楽しむことができます。

コッツウォルズ地方の特徴に、この地方で採石される石灰岩の”Limestone”ライムストーンがあります。このライムストーンは、採石される場所によって色合いが違ってくるため、町の雰囲気作りに一役買っているというわけです。例えば、北東部ではハチミツ色をしており、ハニーストーンと呼ばれています。例えば、中部では黄金色になり。さらに南西部に下るに従って真珠のような白に変化していきます。

殆どの建物が石造りをベースにしているため、コッツウォルズ地方の場所場所によって色合いの変化を楽しむことができます。ただし、コッツウォルズ地方は交通機関が発達していない、だだっ広い地域に小さな村が点在している、という理由でレンタカーを借りての移動が最も都合がよいようです。今回は、ストラットフォードを起点にチッピング・カムデン、モートン・イン・マーシュ、ボートン・イン・ザ・ウォータ、バイブリーの4つの村を訪問しました。

“Chipping Campden”チッピング・カムデン。ここは中世に毛織物の町として栄え「王冠の中の宝石」などと形容されます。ハチミツ色のハニーストーンの建物がメインストリートを挟むようにぎっしりと続きます。

“Moreton-in-Marsh”モートン・イン・マーシュ。この町は13世紀以来商業を中心に発達して、現在はコッツウォルズの交通の中心地的な役割を果たしています。現在、町自体の規模は小さいのですが、バスと鉄道がとまるハブの機能を有しているため、町の規模の割には栄えていました。

“Bourton-in-the-Water”ボートン・イン・ザ・ウォータ。この町の特徴は何と言っても水が間近にある風景です。町の真ん中に川が流れていて、建物と橋の組み合わせが絶妙です。建物は当時のままのものと、再現したものが混じっていますが、うまく風景に溶け込むように再現されています。

“Bibury”バイブリー。この町はウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と形容したことで知られています。町の規模は思いっきり小さいのですが町の真ん中にある鱒の養殖場あたりの雰囲気はなんとも言えない美しさです。



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