個人金融資産2

2006年4月11日 火曜日

早嶋です。

個人金融資産の構成を覗いてみました。日本銀行の資金循環統計によると、05年6月時点での日本での構成は、54.5%が現預金となっています。米国では、現預金の比率は13.3%です。資産構成

<画像をクリックすると大きく表示されます。>日本と米国を比較した時に、大きく違っている資産構成は、株式・出資金の分類です。近年、株式投資が盛んになったと言っても、日本の資産構成では8.5%を運用しているに過ぎず、米国の34%に比較すると如何に現預金の構成比が高いかが分かります。

日本では、現預金は大抵の場合、金融機関に預けています。ゼロ金利の今の世の中、日本の銀行に預けていても個人のお金は殆ど増えません。一方、金融機関は、この現預金を利用もとに、債券を買ったり投資信託を買ったりして運用益を上げています。この事を考えると、わざわざ金融機関に預けて、彼らの利益を上げるお手伝いをしないで、自分で直接運用を行えば、2%程度の利回りは確保できるのです。現預金の780兆円(1433×0.545)をもっと有効に使うことを考えた方が良いですね。

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実験の詳細は、06年3月10日の『ブログマーケティング実験』をご覧ください。

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