人口減成長ビズ

2008年11月4日 火曜日

早嶋です。

ブログ「ペットビズ」に続いて、人口減少でも成長している企業についてコメントします。

アンゾフ(??)の成長マトリクスで既存商品を既存市場で勝負する市場浸透。この場合、市場縮小を補うために、顧客ニーズを汲み取った新しい市場を開拓する必要があります。この点では、市場開発に相当するかもしれませんね。

例えば、子供服メーカーのナルミヤ・インターナショナル。この企業は小中学生向けの女の子ブランドをいくつも立ち上げ、モー娘。などのタレントのタイアップ、対象年齢が読む雑誌とのタイアップをすることで30~40代の親があたかも自分の子供を着せ替え人形のように楽しませる作戦で成功しています。

ランドセルメーカーの協和は、子供の防犯対策の一環としてGPS付きランドセル(オリビエナビランド)を提供してヒットを飛ばしています。これは、アンゾフでいう既存市場に対して商品開発を行う作戦です。この商品はセコムとのタイアップにより実現しています。GPS機能により子供の位置を携帯やパソコンですぐさま確認できるココセコムの応用版です。それ以外にも、協和は斬新なデザインのランドセルや軽さといった機能を重視したもの(ふわりぃ)、職人の手作りを謳ったランドセルなど、ランドセル市場において実にシェア2割強を確保し、毎年売上を伸ばしています。

他にも子供を狙ったビジネスで急成長している企業にスタジオアリスがあります。この企業は言うなれば子供専用の写真スタジオです。従来の格式ばった写真館のイメージを見事払拭して、子供をメインターゲットにしています。子供が楽しく笑顔で写真が取れるように常時400着程度の衣装を用意して気軽に記念写真を取れるノウハウを有しています。ここも毎年20店から30店のペースで店舗出店を行い好業績を収めています。



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