背景
長年、自治体の企画政策担当者レベルや中堅・若手職員を対象に、政策形成研修の講師に取り組んでいます。 今回、入所して3・4年目職員を対象に、地方行政を取り巻く環境変化を認識し、自治体に求められる「政策形成」とは何か、どのようにあるべき かを理解し、政策形成の意義や基本的(問題解決)な手法を学ぶことを目的とした新規研修の依頼を頂きました。
支援内容
■コロナ禍対策を実施してのリアル(集合教育)1日研修
■受講者
・受講対象は、入所3年と4年目の職員
・5回(5日間)に分けての少人数で実施
■講師
・早嶋聡史と原秀治の交代制
■研修概要
①環境変化の認識
昔と比較して変化する環境を感じて頂くワークを行います。その後、久留米市
としてどのようなマインドで政策形成を行うべきか、意識付けを行う。
②政策形成を考える時間軸
政策形成を考える時間軸や視点をワークショップ形式で整理する。冒頭の互
いの仕事内容を踏まえて、行政として政策形成を行う範囲や取り組みのイメー
ジを持って頂く。
③問題解決の基本
「ありたい姿」「現状」「ギャップ」「課題」「解決策」のフレーム
を整理して、脱政策有りき、脱解決策有りき、脱前例を議論する。
④今後の取組に対してのコミットメント
今回の研修を踏まえて、今後の自分達の取り組みを整理頂き、発表することで
、コミットして頂く。
⑤まとめ・振返り・終了
クライアント様の声
■受講者様から直接頂いたご意見を一部抜粋
・同期の職員達の近況報告や仕事内容の生情報をリアルに聞くことができ、とても安心しました。
・環境の変化は、日頃から考えることがないのでとても新鮮でした。日々の業務に集中するだけでなく、世の中の動向にも意識を持つようにしていかなければならないことが理解できました。
・人口減少など地域や自治体の存続危機についての話は、とても身近に感じ衝撃的できた。他人事ではなく自分達ごととして、地域の問題解決に取り組んでいくことが必要であると認識しました。
・問題解決の考え方、進め方の全体像を学ぶことができてとても良かったです。
・グループメンバーとのワークでは、自治体の目的、ありたい姿を達成するために今からできることは何かを整理する思考トレーニングになりました。