これまで4年間、マネジメント層に階層教育を毎年提供させて頂いていました。企業を取り巻く経営環境が大きく変化していく中、マネジメント層を含めた主要なメンバに対して会社の方向性を考えて実現するための手法について2日間程度でまとめて整理頂くことは出来ないか。と相談をいただきました。題材は、該当企業の経営情報を用いて、どのように戦略を立て、課題を埋めるための術として何をすると良いか。を2日間で整理させて頂きました。

日時：2020年2月（2日間連続）
場所：本社会議室
参加：選抜メンバ26名（管理職10名以上含む）

戦略思考と視点
 戦略思考の３つのポイント（構想、フレームワーク、オプション）
<  ミッションとビジョンと戦略のつながり
 企業戦略と事業戦略と機能戦略

ライフサイクルと事業ポートフォリオ
 新記事業の特徴
 ライフサイクルの概念
 事業ポートフォリオの概念

競争戦略の考え方
 基本戦略の考え方（コスト、差別化、ニッチ）
 ポジションにおける戦い方の特徴

環境分析の考え方
 マクロ環境分析とミクロ環境分析
 市場・顧客分析
 競合・代替分析
 自社・資源分析

クロスSWOT分析
 戦略の方向性を整理する

方向性をマーケティングの考え方を活用して具現化する
 環境分析
マクロ：市場の特徴と販売コミュニケーションのあたりを付ける
ミクロ：N1分析を通じて商品を認知して購入するための仕組みを調査する

 STP分析
販売と継続利用を促すための市場の特徴を整理する
ターゲットを特定してコミュニケーションを行うポイントを整理する
ターゲットに即したコミュニケーションプランの指針を整理する

 ４P分析
商品コンセプト、販促コンセプト、流通コンセプト、価格コンセプトを総合的に捉えてマーケティングの基本政策を整理する

 購買後のフォロー
継続利用を促すための仕組みと見直し体制を構築する

顧客価値
 ニーズとウォンツ
 機能価値・感情価値・社会価値
 価値を伝えるコミュニケーション

2日間で自分たちが行うべき考え方や取り組みを整理頂きました。これまで10数年取り組んでいましたが全体を俯瞰して考えたことがなくて、どのように考えるのかを自社の事例を元に具体的に教えて頂きました。

また2日目の15時ころから2時間にかけて我々参加者から出た質問に対して的確に豊富な事例を通じて答えて頂きました。ありがとうございます。