背景
組織再編、M&Aを繰り返した同組織の課題は、元々の企業や所属によってビジネススキルがバラバラであることです。特に、管理職や幹部社員はビジネス・コミュニケーションが脆弱で、同社の若手社員よりも明らかにスキルやナレッジが低いことが観察されています。そこで幹部職社員を対象に、ビジネスプレゼンで定評のある弊社に依頼がきたのが背景です。
支援内容
◾幹部社員として意識するプレゼンのポイント
・プレゼンの目的は、相手に納得して頂きながら、こちらが考える行動を取ってもらうこと。
・基本的に、・コミュニケーションは伝わらないことを前提に組み立てる。
・幹部社員が社員に寄り添ってコミュニケーションを積極的に取りに行く。
・電子的なコミュニケーションとリアルのコミュニケーションの特徴や違いを理解する。
◾プレゼンテーションの基本的な流れと組み立て
・準備、コンテンツ、デリバリの順番で組み立てる。
・準備のポイントは、プレゼンの目的と参加者の思惑を整理すること。
・コンテンツのポイントは、プレゼンを構造化して整理すること。
・デリバリのポイントは、目的に応じて柔軟に対応すること。
・プレゼンをする際は、つかみ、本体、しめの構成を整理しておく。
・重要なプレゼンは必ず2回練習する。
◾総合演習
・直近行うプレゼンをテーマとして、これまでに整理した方法でコンテンツを構造化して準備する。
・初回の演習は、プレゼンの流れや目的の達成を考えてコンテンツを練り直す。
・2回目の演習は、自分のプレゼンを撮影して癖や客観的な見た目を確認する。
クライアント様の声
コミュニケーションは伝わらないということを前提に組み立てることが衝撃であり、納得する学びでした。
目的が不明確なものは取り組まない。という講師の考えは、確かにそのとおりで、普段から考えないで行動を行っていることに気づきを得ました。
プレゼンテーションで自分のことばかりを考えていましたが、常に相手やチームのことを考えることの重要性を理解しました。
全てのヒトにわかりやすいプレゼンを目指していましたが、ターゲットと特定して目的を達成するというのが本来。という講師の考え方は実践的で非常にためになりました。
プレゼン中に上がるのは当たり前で、ただ、準備をしていれば当たり前にこなせる。一方で、準備不足&緊張の場合は、リカバリがかなり苦しいという当たり前のことに感銘を受けました。