背景
若手・新入社員のためのロジカルシンキングの受講者の継続的な取り組みとして、大手総合商社の入社3年目クラスの社員に対して、実践と理論を組み合わせたトレーニングを提供して欲しいとのことで弊社代表に、「問題解決実践トレーニング」の依頼を頂きました。
支援内容
若手・新入社員のためのロジカルシンキングの継続的トレーニング、かつ実践的なトレーニングとして大手総合商社の若手に対して、トレーニングを行いました。
■対象:総合商社入社4年目の若手選抜16名
■期間:2017年12月から2018年2月の3ヶ月間
■概要:
基本的な考え方のインプットはeラーニングで行い、4回のワークショップで事前課題や今取り組んでいる仕事をベースに問題解決の考え方を通じて、アクションの振り返りと実践を繰り返す実践的なトレーニングです。
【Day1】
●事前学習の質疑応答セッション
●事前課題のケーススタディ
●現在取り組んでいる業務のゴールイメージの共有と現状の把握
●問題点の定義
事後課題としてDay1で議論した問題の定義を再度、事実情報にもとづいて整理。次のセッションで確認する。
【Day2】
●事後課題の整理と実際に取り組んだ内容に対しての質疑応答セッション
●定義した問題の細分
●ファクトをベースに、問題を解決するための課題を整理
●今後取り組む課題の中で優先順位を整理
事後課題としてDay2で議論した課題の発見を再度、事実情報にもとづいて整理。また次のセッションまでに実際に現場で展開する。
【Day3】
●事後課題の整理と実際に取り組んだ内容に対しての質疑応答セッション
●課題を解決するための方向性を整理
●取り組むべき解決策を、
1)自分たちで取り組める内容
2)組織に対して提言する内容
3)将来的に取り組む内容に分けて
1)は事後課題としてアクションを起こす。2)は組織提言として報告書に整理する。
事後課題としてDay3で議論した解決策の方向性を具体的に行動としてプラン。それを次回の発表までに何らかの取り組みを実施する。また、組織に対しての提言をまとめる。
【Day4】
●Day1からDay3で議論とアクションを繰り返し実施した成果について報告
●今後のGood(良く取り組めたこと)とNext(更に良くするための改善点)をまとめて整理
●組織的な提言を整理して発表
クライアント様の声
多くの参加者は、選抜されたメンバで将来の事業を創造する主要なメンバでした。しかし、実際に理論で言われた方法を具体的に実施するための難しさを皆持っていました。4回に渡って、実際の業務に対して問題解決のフレームに当てはめて、繰り返し基本的な議論を行うことで、ゼロベース、漏れなくダブり無く考える、そして仮説として取り組む。の論理思考の基本を大いに体得できたと感じています。また、事業責任者からは若手の取り組みがかつての商社マンのようにマインドが変わったことを報告受けました。短期間でしたが、商社のことを我々以上に理解して、各参加者の全くことなる事業に対しても適切なアドバイスをいただきました。参加者も理論と実践の表裏一体の部分を今回の取り組みで十分に掴んだと思います。ありがとうございます。(研修責任者)