背景
クライアント企業は日本を代表する商材を複数持ち、順調に事業を伸ばしている一方で、新しい仕組みや事業を生み出す事に課題を抱えています。弊社では、長年同社の階層教育を担当させて頂いていました。1年前に同社の経営陣とブレストをしている際に、弊社で行っている思考系のトレーニングに強く興味をいだいて頂きました。そこである階層の抽出メンバで「イノベーションを促す思考術」と題してトレーニングを実施することになりました。
支援内容
2日間かけて、思考の「発散」と「収束」を自由に行き来できるようになり、イノベーションを起こすための思考とマインドを身に着けていただくテーマです。インプット3割、演習3割、フィードバック4割のワークショップです。
【Day1:発散】
○人が無意識に思考を狭くする修正を複数の実験を通じて理解します。
○チームで思考する際に思考を阻害する要因をゲームを通じて理解します。
○無意識と意識について演習を通じて理解します。
○意図的に意識を働かせて、身近なところから思考を強化するトレーニングを行います。
○10年の時代のギャップを比較して発散思考のメリットとデメリットを整理します。
○上記を日常の仕事や企画に置き換えて考える総合演習でフィードバックを行います。
【Day2:収束】
○発散する方向性を定めるために、脱HOWの思考を体感します。
○WHY、WHAT、HOWの順番で考えた場合とHOWありきで考えた場合の生産性の違いを体感します。
○発散した概念を、定性的、定量的に言語化、構造化するためのトレーニングを行います。
○定義したことが無いことに対して、意思決定の重要性、概念化の有用性をゲームを通じて学びます。
○これまでの取り組みや思考方法を仮説として検証の重要性を理解します。
○2日間の振り返りを行い総合演習でフィードバックを行います。
クライアント様の声
今回も、複数の方々からお礼のメッセージやメールが届きました。抜粋して紹介します。
○2日間の研修で私が受け取ったメッセージは、一言でいうと下記の通りでした。「頭を柔らかくし、ひらめきの言語化を大事にし、そのひらめきをロジックによって武装すれば、実現のための行動にあたって怖いものはない!」
○私と同じように障害のある同年代の友人の中にも、起業を目指している方が何人かおり、早嶋様のビジネスに対する姿勢や考え方のお話から、ビジョンや目的をひたすら言語化・明確化して突き進むその友人の姿が思いだされました。
○研修中、何回かヴィトゲンシュタインの「私の言語の限界が、私の世界の限界である」という言葉が脳裏をよぎりました。かの哲学者も述べたように、既に言語化されているもののみに囚われず、ひらめきによって新たに創造されるものもしっかりと記録に残すことで、より自分の世界を広げていくことが大事であると痛感しました。積み重ねが大事とのことで、早速実践をしてみたいと思います。
○私事ではございますが先月子どもが生まれたため、早嶋さんのお子さんに関するお話もとても興味深く拝聴しておりました。子どもの成長とともに自分も少しでも一緒に成長していければ、と思います。
○私は聴覚障害があるため、手話通訳を付けて受講させていただいたのですが、快く受け入れて下さりありがとうございました。