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金融機関の次期支店長向け研修

概要
2016年 / 九州 / 金融機関
業務分野
企業研修
業務内容
次世代リーダー育成 / 経営戦略 /

背景

地場金融機関の次期支店長クラスの育成目的に2014年から選抜メンバ20名を集めてトレーニングを実施していた。初年度は志、2年目は問題解決。毎回、講師を変えて取り組むも激的な効果が得られないということで弊社に問い合わせがあった。3年目は集大成の年で次世代支店長クラスに1年間かけて支店戦略を立案する取り組みを依頼された。

支援内容

【ゴール】
1年を通じて、以下の項目を次期支店長クラスの参加者に習得頂く。

●各リーダー候補が支店の戦略立案を通して戦略思考を強化する。
●昔と今の事業環境の変化を理解して変革の意識を高める。
●当該組織の強みと弱みを理解して、自社のポジションを明確にした戦略を議論する。
●顧客ターゲットを明確に設定した営業手法を検討実行する。
●競合他社の動きや変化を捉えて自社の戦略策定に活用する。

【基本的な流れ】
ブラッシュアップ、事後課題を繰り返して、実際の事業計画をベースに戦略立案のプロセスを理解習得いただいた。

【基本カリキュラム】
■事前課題
講師である早嶋聡史著の「ドラッカーが教える実践マーケティング戦略」「ドラッカーが教える問題解決のセオリー」を読んで、九州労働金庫の戦略をA4用紙2P程度で整理。

6月:Day1(マーケティングその1)
●参加者の課題発表&質疑応答を通じて今回の研修で学ぶ概要や目的を理解する
●戦略思考の理解、マクロ環境の分析、ミクロ環境の分析

■事後課題
自社を取り巻く環境分析を各自で整理。合わせて、自社のポジションを整理する。

8月:Day2(マーケティングその2)
●自社を取り巻く環境の把握を行い、自社のポジション、競合や代替する組織の戦略の理解。
●自社の戦略の方向性を議論。成長戦略、競争戦略、企業イノベーションの基本を理解。加えてSWOT分析で方向性を整理。

■事後課題
各支店のターゲット顧客から自社のイメージを聞き取り戦略策定に活用する。顧客ヒアリングを通じて、自社のイメージを調査。

9月:Day3(事業戦略策定その1)
●課題の確認と調査したイメージを基に自社のポジションとの整合性を議論。
●各戦略オプションを実現するためのマーケティングのシナリオを検討。
●全社と各支店のそれぞれの戦略を議論。
●STP分析と4P分析、プロセスと売上目標の整理。

■事後課題
2月に発表する資料を想定して自社の戦略シナリオを策定する。

11月:Day4(事業戦略策定その2)
●課題の発表と質疑応答を通じて各チームの戦略シナリオをブラッシュアップ。
●プレゼンテーションの手法や考え方と実習。

■事後課題
2月に発表する自社の戦略シナリオのブラッシュアップ。

12月:Day5(事業戦略策定その3)
●課題の発表と質疑応答を通じて各チームの戦略シナリオをブラッシュアップ。

■事後課題
2月に発表する自社の戦略シナリオのブラッシュアップ。

翌2月:Day6(役員発表)
●各自発表10分コメント5分で役員や上級マネジメントに向けて提言発表。

クライアント様の声

●コメント(リーダー育成担当者)
1年目は志、2年目は問題解決。3年目に経営戦略を実施。2年目は職場に落とした形式での取り組みができずに消化不良だった。3年目は普段使わないフレームワークや概念が多数ありはじめは戸惑っている参加者が多くいたが、毎回課題とフィードバックを繰り返し、コンサルを各自が受ける感覚で経営のイロハを習得いただけた。


●コメント(人事部長)
今日の参加者、皆が自社のことを思い、顧客に価値を提供することを皆で真剣に議論して頂けた。非常に頼もしく思う。参加者全員が既に上級管理職になっている。それぞれ本部や部署は異なるが、自社の取り組みを自分ごととして捉えて頂けている。マインドの変化を見て取れた。

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